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鬼剣舞とは

鬼剣舞1
 岩手県内の念仏踊の中で最も知られている芸能が「鬼剣舞」です。
 太刀や扇を使い、頭や腰を巧みに動かしながら勇壮に、ときには華麗に踊るこの芸能は、長い伝承の歴史の中で愛され完成された庶民の芸術作品といえます。
 現在、北上市を中心に鬼剣舞連合会会員として12団体が参加していますが、札幌・新潟・東京・京都にも愛好家の団体があります。
鬼剣舞2

鬼剣舞の編成と演目

 お囃子は太鼓1人、手平鉦(てびらがね)1人、笛2〜4人で構成され、踊り手は8人で、これにカッカタ(道化面)、晴衣の少年(または少女)の胴取りが付属するのが本来の姿です。  踊りの演目は多くて18演目、一般的には12演目が踊られます。
 踊りの多くは、一番庭のように、引き念仏、早念仏、センヤ念仏を唱えての輪踊りを展開します。
 演目は@一番庭、A一番庭の狂い、B二番庭、C三番庭、D三番庭の狂い、E刀剣舞、F刀剣舞の狂い、G一人加護、H二人加護、I三人加護、J八人加護、Kムギリ、L宙返り、Mカニむくり、N膳舞、Oカッカタの踊り、P胴取りの踊り、Q狐剣舞の18演目になります。

衣装と道具

鬼剣舞3
 踊り手の衣装は、毛ざいをかぶり鬼面をつけ、身ごろに胸当、赤たすきをかけます。腕には鎖帷子に手甲をつけ、袴をはき、後ろの腰には大口をつけ、その上に脱垂(ぬぎだれ)、太刀をつけます。
 足には脚絆を巻き、白足袋に草鞋を履きます。
 面の色は五色で、鬼ではなく仏なので面には角はありません。色は陰陽五行説による四季、方位を表すと共に五大明王を表しています。白面は最も踊りが上手なリーダーがつけられます。ちなみに一人加護を踊れるのは、この白面をつけた者のみとされています。

上記装束商品は当社のみの取扱い商品になっております。
購入に関しまして、ご興味やご相談などございましたらお問合せフォームよりご連絡下さいませ。
衣装と道具
  名称
※価格についてはお問い合わせください。
@ 毛采(けざい)
A 面(和紙製)
B 胸当 (むなあて)
C 鎖帷子(くさりかたびら) (普通)
鎖帷子(くさりかたびら) (長尺)
鎖帷子(くさりかたびら) (子供用)
D 手甲(てっこう)
E 扇子(岩崎 御免町・鬼柳)
扇子(北藤根・岩崎・御免町)
扇子(二子・飯豊・相去・口内)
扇子(滑田 谷地)
扇子(黒沢尻)
F 腰帯 白 3.6m
G
H 脚絆(きゃはん)
I 白足袋 (21.5cm〜24.5cm)
白足袋 (25cm〜26cm)
白足袋 (26.5cm〜28cm)
J
K たすき 赤 3.3m
L 金剛杖(こんごうづえ)
M
脱垂(ぬぎだれ) 岩崎・御免町
脱垂(ぬぎだれ)  鬼柳・湘南高校
脱垂(ぬぎだれ)  一般組
N 大口(一般組)
大口(岩崎・系統組)
O ゴム草履 (Sサイズ=24cm)
ゴム草履 (Mサイズ=25cm)
ゴム草履 (Lサイズ=26cm)
ゴム草履 (LLサイズ=27cm)
P 面はちまき 白 1m
Q はちまき 白 2.2m
R 見ごろ
  角帯
  黒ヒモ のみ(1足分 3m)
草鞋には、付属品として黒ヒモ(1足分 3m)がついています。
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